2012年11月03日
役員育成プログラムNo.1を開催しました
大阪地協では、中堅・中小労働組合役員を対象に、自主・自律(自立)した組織運営をサポートするために、トータル的な人材育成支援をめざして、今年度より役員育成プログラム(全6回)を導入しました。そして、さる11月3〜4日に役員育成プログラムNo.1を大阪府四条畷市のアイ・アイ・ランドで14名(スタッフを除く)の参加を得て開催しました。今回のNo.1はキーコンテンツプログラムという位置づけでカリキュラムを組み、主な内容としては、講演「労働組合の歴史・私と労働組合について」(講師:電機連合中堅中小労働組合協議会、ケンウッドグループユニオン中央執行委員長恩田茂氏)、講義・演習「労働組合の経営学的意義と機能」、講義・演習「組合役員の立場と役割」、講義・演習「コミュニケーション力の開発」、講義・演習「労使交渉・協議の進め方」(講師:いずれもj.union大阪支店三橋支店長)が挙げられます。
今回の講義・演習では、受講生によるペアワークやグループワーク、ディスカッションを随所にふんだんに取り入れた内容であったことから、参加者からは実践的なプログラムであることを評価する声が多く聞かれたほか、「他労組役員との意見交換を通じて、組織や立場が異なっても共通の悩みを抱えていることが分かり、強い共感を覚えた」という声も寄せられました。
講義・演習「労使交渉・協議の進め方」では、受講生が労使夫々の役割を交代で演じて、模擬労使協議会にチャレンジするというユニークな形式で進められ、講義で学んだ戦略(Win-Winの問題解決・勝利の方程式等)や戦術の正しさを自ら体験することで実績的に裏付けるというねらいが、ある程度成果を上げたと思われます。
今後の役員育成プログラムは、11/23「No.2(財務分析プログラム)」、1/19「No.4(メンタルヘルス対策・政策制度の取り組みに関するプログラム)」、2/9「No.5(ユニオンファシリテーションプログラム)」、2/16「No.6(他労組を知るためのプログラム<旧中小労組会議>)」と続きます。
※12/1「No.3(労働法制プログラム)」は都合により延期