活動紹介

2011年09月09日

第24回定期大会開催

 電機連合奈良地方協議会 第24回定期大会が2011年9月9日(金)にかしはら万葉ホールで開催された。冒頭、東日本大震災や台風12号で犠牲になった方々に対して黙とうをささげた後、阪田議長よりあいさつを受け、電機連合本部から住川 健(すみかわ たけし)中央執行委員、連合奈良から森本 哲次(もりもと てつじ)会長を来賓としてお招きし、定期大会開催について祝辞をいただいた。電機連合奈良地方協議会から連合奈良に送り出している連合奈良事務局長 小山 淳二(こやま じゅんじ)特別副議長、奈良県で産業政策参与としてご活躍されている志賀 通孝(しが みちたか)相談役それぞれから活動報告を受けた。

 今大会に提案された報告事項・審議事項はすべて原案どおり承認・可決され、電機連合奈良地方協議会の2011年度が始まった。パナソニックAVCディスクサービス労働組合が事業所の岡山移転のため本大会をもって奈良地協を脱退することが確認され、野村委員長から脱退に際しての、佐保常任幹事からは退任のあいさつをそれぞれお受けした。

第24回定期大会付議事項

報告・確認事項
報告事項1 2010年度一般経過報告及び活動報告に関する件
報告事項2 2010年度会計決算報告及び監査報告に関する件

議事
第1号議案 加盟組合脱退に関する件
第2号議案 2011年度運動方針の補強に関する件
第3号議案 2011年度予算に関する件
第4号議案 規約改定に関する件
第5号議案 2011年度役員体制に関する件

【PAVCDS労働組合 野村委員長あいさつ】

 奈良地協のみなさま大変お世話になりました。PAVCDS労組に頂きましたこれまでのご指導・ご配慮に対しまして改めて御礼申し上げます。

 本来でございましたら、今後もみなさまとともに活動をさせて頂き、恩返しをさせて頂かなければならないところですが、今回岡山への拠点移動ということでご了解賜りたいと思います。奈良に家族を残している組合員も多くいますのでこれからもよろしくお願い致します。奈良地協で学ばせて頂きましたことを活かして私どもは岡山で頑張ってまいります。築かせて頂きましたヒュ−マンネットワ−クは大切にしていきたいと思っておりますので、今後もご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。最後になりますが、本当にお世話になりました。ありがとうございます。

絆の大切さを再認識し労働運動を展開しよう

【阪田議長あいさつ要旨】

 2007年の地協加盟から約4年間共に活動をしてきたパナソニックAVCディスクサービス労働組合が、事業所の岡山県津山市移転に伴い本大会をもって奈良地協を脱退することになった。これまでの地協活動へのご助力に感謝申し上げるとともにこれからのご発展を心から祈念する。

 3月11日に発生した東日本大震災は甚大な被害をもたらしたが、原発事故を誘発したことにより今後のエネルギー政策を見据えた上での原子力発電の是非を問う論議までに発展している。電力も有限であるし、身の回りに当たり前のように存在する社会インフラも何らかの障害で使えなくなってしまう可能性がある。今こそ、連合奈良20周年スローガンである「未来への絆」にも謳われている「絆」の大切さを思い返し、相互扶助の考え方に立ち返って労働運動を展開し、労働者間の「絆」を育みたい。

 一方、経済に目を向けると「失われた10年」が「失われた20年」となった。歴史をひも解いてみても20年という時間があれば大きな変革が可能である。ともすればこれが「失われた30年」となることも懸念される中、震災復興や今後のエネルギー政策などにおいて政治の果たす役割は極めて重要であり、今後の経済環境も鑑みるとまさに政治が組合員の生活に直結していると言える。労働運動の一環としての政治への関与の重要性と、推薦議員との連携強化を組合員に訴えていくことが必要である。

 奈良県労働界における民間最大の産別組織として電機連合奈良地方協議会が連合奈良から期待される役割は非常に大きなものがあり、今後の連合奈良の組織運営についてもその期待に応えられるように頑張って行きたいと考えている。引き続き頼りがいのある産別組織を目指して活動を行うので、一人ひとりが自覚と責任を持ち積極的な活動を展開するようにお願い申し上げる。

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第24回定期大会
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脱退のあいさつをするPAVCDS労組(左から佐々木書記長、佐保副委員長、野村委員長)
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あいさつをする阪田議長

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