2016年11月01日
【ご報告】熊本地震からの復興支援http://www.jeiu.or.jp/
【ご報告】熊本地震からの復興支援
電機連合では、現地組合員からの声を踏まえ、
国土交通省に対し幹線道路の早期復旧・安全
対策を要請4/14に発生した熊本地震から約半
年が経過しています。
被災した組合員は自身の生活を再建させる一
方で、操業停止に陥った会社での日夜操業再
開に向けた懸命の努力によりほぼ被災前の生
産活動が行われるに至ってきましたが、一部
地域では、幹線道路が不通状態のため通勤・
通学の支障が改善されず、企業の生産活動や
生活に支障が出続けている状況もあります。
今回、元国土交通大臣の大畠章宏衆議院議員
を通じ、該当地域の組合員の声を元に、幹線
道路復旧と迂回路安全対策の早期実施につい
て国土交通省への要請行動を実施し、現在の
対策を確実に実施することに加え、渋滞緩和
対策として追加工事を実施いただけることに
なりました。
今後も組織内・協力議員と連携し、職場の問題
解決に取り組んでいきます。
<現地組合員からの声(抜粋)>
●通勤や通学、物流の幹線道路である国道57
号線が通行止めになっていることにより、
迂回路の渋滞がひどく通勤・通学に多大な
支障が出ており、納入・出荷等事業運営に
も影響している。
●通勤時の交通事故が頻繁に発生しており、
実際に従業員も事故にあっている。
●迂回路が峠道であり、冬季の積雪や路面凍
結に多大な懸念がある。 など
【要請項目】
1.国道57号線の早期完全復旧と冬季までに
仮復旧による通行可能な状況とすること。
2.国道57号線の復旧までの迂回ルートに対し
ては、冬季等の道路状況を運転者に適宜情
報提供すること。
3.県道339号、23号等迂回道路の冬季等の通
行に対しての安全対策を講じるように熊本
県に対して助言・指導すること。
4.県道339号、23号等迂回道路の拡幅や待避
スペースの確保をするように熊本県に対し
て助言・指導すること。
<国土交通省からの説明(抜粋)>
●国道57号線阿蘇大橋地区等の復旧について、
熊本県や関係自治体と連携し全力で取り組む。
●国道57号線の全線開通には2次災害の懸念が
あり時間がかかる。平成29年夏に南側の長陽
大橋を応急復旧させ、若干の迂回路は必要だ
が一定の通行を確保する。
●それまでの間、ミルクロード(県道339号線・
23号線)が主な迂回路でありここを通らざるを
得ない。冬季の安全対策並びに渋滞対策とし
て、本年中に、22基の監視カメラ設置、9か所
の待避所整備、3か所の情報板設置、6か所の
転回箇所設置、13か所のトイレ追加の対応を
完成させる。県道は熊本県管理ではあるが、
国として予算措置含め全面的に支援する。
●現在計画している対策に加え、渋滞緩和策と
して本要請で提案いただいた左折専用道路を
設ける工事を追加で実施する。
(後日現地確認の上連絡あり) など