2015年09月20日
2015平和行動in根室{報告}日立化成労働組合 五井支部
2015平和行動in根室
<概要>
{日程}2015年9月11日(金)〜14日(月)
{組織}日立化成労働組合 五井支部
{内容}
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第1日目 9月11日(金)
【釧路市湿原展望台・和商市場見学】※中止
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第2日目 9月12日(土)
【北方四島学習会】
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第3日目 9月13日(日)
【2015ノサップ集会】
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第3日目 9月14日(月)
【オシンコシンの滝・博物館網走監獄見学】
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【報告書】
○第1日目 9月11日(金)
1)釧路市湿原展望台・和商市場見学について
※当日は釧路便が悪天候のため欠航となり、
新千歳空港から電車での釧路移動と変更
になったため、予定していた見学コース
には行けなかった。(22時釧路着)
○第2日目 9月12日(土)
2) 北方四島学習会参加について
第一部は、色丹島へ戦後間もない時期に侵攻
してきた旧ソ連に占領される様子をアニメ映
画化した「ジョバンニの島」の上映会があっ
た。急に日常生活を奪われた苦しみや、強制
連行にあい日本への思いを持ちながら、亡く
なった島民の気持ちを思い、悲しい気持ちに
なった。
また、第二部では、NHK解説委員石川一洋氏の
セミナーを聴講した。テーマは「行き詰まる
日ロ交渉、打開の道は」であった。北方領土
問題は、日本固有の領土とロシアの不法占拠
ということ、日ロ関係の平常化は、?@ロシア
の安定?A台頭する中国の抑制?B東アジアの安
定化、の意味を持ち重要であること、日本に
とってもエネルギー問題の解消や技術支援な
どのメリットがあるということで、今後の交
渉に期待したい。
○第3日目 9月13日(日)
3) 2015ノサップ集会について
集会は、納沙布岬で、返還実現への固い決意
を象徴するために建立された「四島のかけ橋」
の前で行われた。当日は小雨の降る中、連合
本部、各地方連合会、産別組織、関係団体を
含め、1200名が結集して集会が行われた。
戦後70年が経った今でも、返還の見通しすら
ない現状を打破すべく、早期返還への集会ア
ピール採択とがんばろう三唱を全員で実施し、
今後の返還運動へのとりくみを誓い合った。
○第4日目 9月14日(月)
4) オシンコシンの滝・小清水原生花園・博物
館網走監獄見学について
世界遺産にも登録された知床半島のふもとか
ら程なくあるオシンコシンの滝を見学した。
前日の雨の影響か、若干水量が多く迫力があ
ったが、雪どけの時期はもっと水量が多いと
聞き驚いた。また、近くの川では鮭が遡上し
ているようで釣り人もいたが、そこから同様
の景色が複数の箇所で見られたことから、改
めて北海道の大自然を感じることが出来た。
博物館網走監獄には明治に建てられ実際に使
用されていた獄舎など文化財に指定されてい
る建築物を多く見ることができた。網走刑務
所には、北海道開拓のために全国から受刑者
が集められ、過酷な労働状況の中、開拓のた
めに犠牲になった者もいると知り、驚いた。
○所感(全体を通して)
北海道に訪れたのは初めてであり、その雄大
な自然に触れることができ、大変良い機会と
なった。納沙布岬での集会は、小雨という悪
天候の中で行われたが、それについて、北連
協の児玉事務局長が戦後70年経過しても返ら
ない現状に泣いているようだとのコメントや
元島民の方の訴えを聞き、改めて深い悲しみ
と早期返還を強く求め続けることが大事だと
感じた。晴れていればすぐ目の前に見えると
いう貝殻島は、残念ながら見ることが出来な
かったが、逆に見ることが出来なかったから
こそ、強く記憶に刻むことが出来る、想いを
強くしてもらいたいとのコメントも響くもの
があった。元島民の方も平均年齢が80歳に達
しており、悲願である返還を早期に実現すべ
き、また、解団式の中で、平和行動をしない
=返還がされたという状態になるよう、運動
を続けていきたいとの話があったが、まさに
その通りであり、声を出し運動を続けること
が重要であると感じた。