活動紹介

2014年11月27日

【残業代ゼロより、過労死ゼロ!】【派遣法の改悪】

【残業代ゼロより、過労死ゼロ!】
【派遣法の改悪】

政府が提唱する「世界で一番企業が
活躍しやすい国」。

実は働く人の犠牲の上に成り立つ
ビジョンだということをご存じですか?

残業代ゼロ、生涯低賃金の派遣社員・・・。
私たちや、将来世代にどんな影響を
与えるのか?

働く人の暮らしを危うくする労働者
保護ルールの改悪。
食い止めるのは“今”です!

【派遣法の改悪】
いま政府で行われようとしていること・・・

いま、政府は、労働者派遣法のルールを
全面的に見直し、派遣労働者は「“生涯”
ハケンで“低賃金”」のままで働き続ける
仕組みを導入しようとしています。

現在の労働者派遣法では「派遣先が同じ
業務に継続して派遣労働者を受け入れる
ことができる期間は、専門業務などを除
いて「原則1年(最長3年)」という
ルールがありますが、いま、政府はこの
ルールを撤廃しようとしています。 

具体的には、
[1]派遣会社に有期雇用されている派遣社員
の受入期間を「原則1年」から「3年」
(しかも無期限とする抜け道も造る)に延長
 するとともに、
[2]派遣会社に無期雇用されているハケン社員
 は無期限に受け入れて良い、とするものです。

つまり、「派遣はずっと派遣で働く」という
仕組みです。生涯、派遣のままで働き続けら
れることが派遣労働者の保護では決して無く、
正社員への転換を進めるためのルールこそが
必要なのです!

また、派遣先の社員と同じ仕事をしている
派遣社員は、賃金などの労働条件が同じで
あるべきです。これを「均等待遇」といい
ますが、いま、政府は、この「均等待遇」
をムリ、と見送ろうとしています。

派遣労働者の処遇の改善のために、「均等待遇」
は是非とも実現すべきです。

Q.「派遣労働者がずっと派遣で働き続け
  られる」ということは、派遣労働者の
  雇用が安定して良いのではないでしょうか?
A.雇用の安定や雇用責任の明確化といった
  観点から、労働者にとって最も望ましい
  雇用形態は、雇用期間が無期であり、かつ
  労働者と働く先の企業とが直接に雇用契約
  を交わす「期間の定めのない直接雇用」だと
  言えます。
  これに対して、派遣労働は、雇用主(派遣元)
  と使用者(派遣先)が別々となっている「間
  接雇用」です。
  また、登録型派遣の場合などは、仕事がある
  ときに限って雇用契約が結ばれるなど、「期
  間の定めのない直接雇用」に比べて雇用期間
  が短期かつ不透明となり、雇用が不安定と言
  わざるを得ません。そうした意味では、派遣
  労働とは、本質的に問題が生じやすい雇用形
  態だと言えます。
 「派遣はずっと派遣で働く」という仕組みは不
  安定な雇用をそのまま放置するということです。
  実際、6割以上の派遣労働者が「正社員になり
  たい!」という希望を持っています。
  つまり、生涯、派遣のままで働き続けられる
  ことが派遣労働者の保護では決して無く、正
  社員への転換を進めるためのルールこそが必
  要なのです!

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