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活動紹介

2014年11月25日

【残業代ゼロより、過労死ゼロ!】【ホワイトカラー・エグゼンプション】

【残業代ゼロより、過労死ゼロ!】
【ホワイトカラー・エグゼンプション】
政府が提唱する「世界で一番企業が活躍しやすい国」。
実は働く人の犠牲の上に成り立つビジョンだということ
をご存じですか?
残業代ゼロ、生涯低賃金の派遣社員・・・。
私たちや、将来世代にどんな影響を与えるのか?
働く人の暮らしを危うくする労働者保護ルールの改悪。
食い止めるのは“今”です!

政府や経済界が画策する労働者保護ルールの見直し。
ホワイトカラー・エグゼンプション、労働者派遣法の
改正、解雇の金銭解決、外国人労働者の低賃金受け入れ・・・。
私たちや将来世代にまで悪影響を及ぼしかねない諸々
の改悪。許して良いのでしょうか?

労働者保護ルールは働く上での最低限の基準であったはず。
“働きがいのある人間らしい仕事の基準”は時代とともに
変わるものなのでしょうか?
政府は経済成長のためと言っていますが、いったい誰の
ための経済成長なのでしょうか?
働く人を犠牲にする不条理な改悪は
          断固阻止しなければなりません!

【ホワイトカラー・エグゼンプション】
いま政府で行われようとしていること・・・

現在、労働時間に関しては、「1日8時間以内、1週間
40時間以内、それ以上働かせたら残業代を払う」という
ルールがあります。
しかし、いま、政府は、「多様で柔軟な働き方」の名の
下に、一定年収以上の労働者を、その労働時間ルールの
対象外にする制度を導入しようとしています。

「ホワイトカラー・エグゼンプション」と呼ばれるこの
制度が導入されると、その制度の対象となる労働者は、
労働時間に関する基本的かつ最低限のルールの保護さえ
受けられなくなってしまいます。

結果、ただでさえ問題となっている長時間労働に拍車が
かかるでしょう。また、過重労働による精神疾患や過労
自殺、過労死等の健康・安全を害する事態を招くことも
火を見るより明らかです。

「ホワイトカラー・エグゼンプション」のような制度は、
絶対に導入すべきではありません!

Q1.ホワイトカラー・エグゼンプションについては、
 「多様で柔軟な働き方ができる制度だ」という意見も
  あるようですが、本当ですか?
A.いいえ。
  このホワイトカラー・エグゼンプションという制度
  は、労働時間に関する基本的かつ最低限のルールの
  保護さえ受けられなくする制度です。もしこの制度
  が導入されたら、企業は労働者に対して、労働時間
  のルールなど関係なしに成果のみを求めることにな
  るでしょう。
  結果、労働者の長時間労働はどんどん増え、「働き
  過ぎ」による精神疾患や過労自殺、過労死等といっ
  た痛ましい事態も起こってしまいます。
  こうなると、「多様で柔軟な働き方」どころではあ
  りません。

Q2.いま、政府は、労働時間制度に関してどのような
  見直しを行うべきなのでしょうか?
A.いま、日本では、毎年100名を超える方が過労死で
  亡くなっています。
  こうした現実を直視すれば、いま政府がなすべき
  ことは「残業代ゼロ」制度を作り出すことではなく、
  長時間労働を抑制し、「過労死ゼロ」を実現するた
  めの実効ある仕組みこそが必要なのです!
  2014年の通常国会では、過労死防止に関する国の責
  務などを定めた「過労死等防止対策推進法」が成立
  しました。こうした立法府である国会の意思を政府
  は重く受け止め、過労死防止に向け、実効的な長時
  間労働抑制策を実現すべきです。
  具体的には、1日の勤務終了時から翌日の始業時まで
  に一定の休息時間を保障する「勤務間インターバル
  規制」の導入や、労使の合意によって何時間でも残
  業することができる仕組みの是正(=「労働時間の
  量的上限規制」の法定化)の導入、更には有給休暇
  の取得促進策こそを講じるべきです!

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