2014年10月15日
【配布報告】2014年「SAKURAプロジェクト」「アフガニスタンの子どもたちにランドセルを贈ろう」
【配布報告】2014年「SAKURAプロジェクト」
電機連合千葉地方協議会加盟組織並びに組合員皆様に
ご協力いただきました「想い出のランドセルギフト」
ランドセル第一陣がアフガニスタン現地事務所到着し
10月12日(日)からランドセルの配付が開始されました。
初日12日は、ダラエ・ヌーア郡にある
「ドシュミル・ババ小学校」で620個のランドセルが
児童に配付されました。
またランドセルは、母子保健カレンダーと一緒に配布
されました。
※妊娠時の食事、母乳育児、新生児へのワクチン
接種など、大切なメッセージを児童のお母さんと
家族に伝えることが目的とされています。
「SAKURAプロジェクト」キャンペーン
「アフガニスタンの子どもたちにランドセルを贈ろう」
千葉地協として本取り組みは、2年目となります。
(電機連合としては11年目です。)
その目的は、現地の人々の子どもの教育に対する意識を
高めるとともに、子ども(特に女子)が教育を受ける機
会を増やすことにあります。
日本の子どもたちが、小学校入学とともにランドセルを
背負い通学することは日常的な光景ですが、アフガニス
タンでは、長く続いた紛争が2001年に終結したものの、
教師や学校施設の不足、家庭の貧困、などを理由にいま
だ多くの子どもたちが学校教育を受けられていません。
特に女性は旧タリバン政権時代に女子教育の必要性が認
められていなかったこともあり、15歳以上の女性の非識
字率は87%にのぼります。
教育を受けられないまま、そして保健や衛生に関する知
識を身につけられないまま、結婚・出産をするケースも
多く、日本に比べ、妊産婦の死亡率は90倍、5歳未満時の
死亡率は60倍となっています。
教育を受けることで救われる命がたくさんあるのです。
これまでの取り組みによって、ランドセルを男女に平
等に配ることで「女の子も男の子と同様に学校へ通うの
が当たり前」という考えが地域で根づきはじめています。
また、日本の子どもたちが6年間大事につかってきたラン
ドセルを贈ることで、日本の子どもたちに海外には学校に
行きたくても行けない子どもがいることを知り、また、
自分が使ってきたものがリユース(再利用)できること
を通じてモノを大切に使うことの大事さを学ぶことにつ
なげていくことも、このキャンペーンの目指すところです。