2023年04月01日
2023年春闘
中闘組合『満額回答』を得る!
電機連合の2023年総合労働条件改善闘争は、「『生活不安、雇用不安、将来不安』の払拭と、電機産業の魅力と働く者のモチベーション向上に向けて、積極的な『人への投資』に取り組む」ことを基本方針に掲げて取り組みました。
電機連合は1月、基本賃金を底上げするベースアップ(ベア)7,000円の要求を掲げ、交渉がスタートしました。交渉の中では、処遇面から電機産業の魅力を高めることや、物価高に対する生活不安を払拭すること、加えて経済の好循環に向けた社会的要請に対する電機労使の役割と責任について経営側に理解を求めました。最終方針において「月額5,000円以上」を確保する回答引き出し基準を確認し、この額は前年(1,500円以上)の3倍超で、ベア要求を再開した2014年以降で最高となりました。
また、一時金(組合員平均)は、「夏冬型年間協定方式」を基本とし、生計費の固定的支出分(生活保障要素)に該当する『産別ミニマム基準:4.0カ月』を確保したうえで、企業業績における成果の適正な配分および懸命に事業を支えている組合員の協力・努力に報い得る水準の確保を要求しました。
集中回答日の3月15日には、電機連合発足以来初めてとなる、すべての「中闘組合」で『満額回答』(ベア7,000円)を得ることができました。